萩の寺は、日中友好の掛け橋としても、重要な役目を果たして来ました。
中国の辛亥革命で官憲に追われた孫文先生を、頭山満、宮崎滔天両氏とともに協力、援助し続けたことは、のちに冀東(きとう)防共自治政府・殷女耕(いんじょこう)総統の萩の寺への帰依や、国民党政府・蒋介石総統の当山への扁額寄贈に結実しています。
当時の住職、十世一透良関は、いわば東洋の国士というべき気骨ある傑僧でした。
陸軍士官学校に留学中の蒋介石が、孫文(左から2番目)、頭山満、宮崎滔天の三巨頭とともに、日華有効に尽力していました当山を訪れた時の記念写真です。