室町時代
この忿怒の恐ろしい形像は、諸魔降伏のための方便で、甘露や安楽を与えて下さるのみならず、悪魔・蛇障・熱悩・不食病・眼闇病などの諸魔を摧破してくださるからです。
この明王は荒神といわれて、聖天さんも叱咤されるという大変な勢力のある明王様です。
当山七世真際一丈禅師の念持仏とされ、歴代住職の内仏として大切に護持されてきました。修法者は必ず緋の浄衣を着する資格がなければならないとされています。