寺宝

釈迦如来(降魔(こうま)座釈尊)坐像
国指定重要文化財(旧国宝)

平安時代 毘首羯磨(びしゅけいま)作

文殊菩薩と普賢菩薩を脇侍とする三尊像です。

中尊の釈迦如来坐像は重文に指定されており、寺伝によると、京都嵯峨釈迦堂清涼寺の御本尊仏と同じく、毘首羯磨作三国(インド・中国・日本)伝来の像といわれています。

本像は、像高7.3cm、本体と台座が共木で彫り出されており、仏身の割に膝張りが少なく、蓮座も小さいことから、光背か何かに取り付けてあった化仏と思われます。外来の香木を用いた素地(檀造)に、螺髪(らほつ)の群青、金泥の文様が残っています。像容は降魔座(結跏趺座(けっかふざ))を示し、翻波式の手法が残されている通肩の衲衣から、藤原時代後期の作と考えられます。
現在、大阪市立美術館に寄託中。

釈迦如来(降魔座釈尊)坐像
釈迦如来(降魔座釈尊)坐像